2013年6月10日月曜日

音の方向感、音の距離感

音の聞き分けは出来るようになってきましたが、音の方向感はやはり分かりません。
片側装用だけだと限界はあります。
片目を閉じてコップを取ってみると分かりますが、コップをうまくつかめないことがあるのと同じようなことかもしれません。


ステレオテスト(左から右にスピーカーの音量が移動します)

この動画を片耳だけで聞くと左右どちらの音から鳴っているか分かりません。
これ聞いて気がついたんですが、左と右の音が違います。右の方が暗く聞こえます。

ステレオテストの音量・周波数スペクトル
Sonic Visualiser
上段:音量(上:左側スピーカー、下:右側スピーカー)
中段:周波数スペクトル(左側スピーカー)
下段:周波数スペクトル(右側スピーカー)
スペクトルの音量を見ると左側から右側にスピーカーの音量が移動しているのがわかります。
左と右の周波数スペクトルは一見同じに見えますが、よく見ると若干違うので同じ音階でも聞こえ方が変わっているようです。
人工内耳でもこんな小さな違いが分かるんですね。ちょっと嬉しくなりました。
でも結局、左右どちらから音が鳴っているのか分からないんですけどね。
これが両耳だとどんな風に聞こえているのでしょうか?

音源の方向は分かりませんが、距離はなんとなく分かるようです。
音源から遠くなるほど音が減衰されて聞こえます。
音が暗くなる感じですね。

音で距離感は分かるのか調べていたら、素晴らしいサイトを見つけました。

 外部サイトへ 音による空間知覚について(メモ)
左右方向の知覚
前後・上下方向の知覚
距離の知覚


サイトを要約すると音による空間知覚は以下の情報に基づいて行われているようです。
左右方向の知覚両耳間時間差、両耳間音圧差
前後・上下方向の知覚周波数スペクトル(音色)
距離の知覚周波数スペクトル(音色)

左右方向の知覚は両耳の情報が必要ですので無理ですが、前後・上下方向の知覚や距離の知覚は音色の違いで分かるようです。
人工内耳とはいえ難聴者と変わりないので、健聴者並みとはいかないのではと思います。

前後方向の知覚については思い当たるところがあって、会社でも電話の着信音や会話が前なのか後なのかなんとなく分かっている気がしていたのですが、そうした背景もあったようです。
もう1つ、前と後で違って聞こえる理由として人工内耳は前と後で音を拾う音の範囲を調整している可能性もあると思います。

前後の音の方向感、距離感が分かるだけでも音に立体感が出てくるような気がします。
でも左右はやっぱり分かりませんね。
例えば携帯電話を探すときは着信音が手がかりだと苦労するかもしれません。
両耳装用すると分かるようになるのかなと思った次第でした。

2 件のコメント:

ぷーどる さんのコメント...

こんにちは。

音の方向は私の場合、人工内耳対側の方も
裸耳で一応50dBくらいはあるので

人工内耳と併用してどうなるか・・・一度病院でDr、ST立ち合いで実験したことがありました。
それについては書いてたら長くなるので省略しますが(詳細は私のブログのどこかに書いたように思いますが・・)

結果は判定不能でした・・・(苦笑)

でも、滝さんご紹介の動画だと
Mリンク(片側Tコイル、片側普通のイヤホン)で聞いてみると
音が移動してるのがわかりますね。
びっくりしました。
左から右に行った後、また左に戻ってますよね。

ただ、この動画ではわかっても
やはり右裸耳はあまり役に立たないので
実際の生活の中では、音の方向はほぼわかりません。
運転中、サイレンが聞こえたら必ず目で前後左右探しています。

さんのコメント...

ぷーどるさん、おはようございます。

Dr、ST立ち合いで実験されていましたよね。
その時見ていたので、懐かしいです。

両耳で確認していただきありがとうございます。
両耳だと音の移動わかるんですね。
片耳だけで聞くと音量と音階が変化しているだけのように見えます。
ステレオに対応したビデオをみると音の方向がわかるんでしょうか?

サイレンなど音源を確認するとき方向感がないと健聴者に比べ1歩遅れて情報を確認しているように見えます。
いつもきょろきょろして探していますね。


ありがとうございました。