2015年9月14日月曜日

SCANのメリット・デメリット

SmartSound® iQで搭載されたSCAN(聴取環境の自動識別機能)のメリットとデメリットをそれぞれ3点ずつ書いてみました。

まずメリットから

メリット1 プログラム切替不要

プログラムの切替を意識する必要がなくなったのが最大のメリットです。
フリーダムの時は騒音環境下で会話をする場合、聞き取りにくくなるため感度を大幅に下げたり、プログラムをNoise(ノイズ)にする必要がありましたが、SCANプログラムにしてからはSmartSound® iQが自動で調整してくれるため、プログラムや感度・音量の調整は一切しなくなりました。
調整はすべてSmartSound® iQにお任せしています。


メリット2 雑音抑制

メリット1にも書いていますが、プログラムをSCANにしていると何もしなくても自動で雑音を抑制してくれます。例えばジャーと水を流していると会話が聞き取りにくくなっていましたが、会話しやすいレベルまでに雑音を抑制してくれます。
N6から追加になった風切り音抑制機能は車の走行中に窓を開けた状態で会話するときに威力を発揮します。
Freedomの時は窓を閉めないと風切り音に邪魔されて会話ができないことが多かったのですが、今は窓を開けても平気です。
両耳装用の方は片側が風の影響を受けないので問題がない人もいるかもしれませんが、窓を開けながら走行できるのはとても気持ちいいものです。


メリット3 音量自動調整(N6一般)

大きい音は自動で聞きやすい音量に調整してくれるようですので、うるさいと感じることはありません。
聞いててぜんぜん疲れないのでN6は耳に優しいと思います。


ここからがデメリット

デメリット1 電池消耗

電池の消耗がかなり激しいです。プログラムをSCANにしていると1日も持ちません。
スタンダード充電池の場合なんですが、最初、朝7時から装用して夜の21時に切れるというパターンでした。
ただ、N6にしてから2回目のマッピングをしたときにCレベル(最大快適閾値)が10下がったのですが、使用時間がなんと2時間も延びました。何かの間違いですかね。
ST担当先生もおっしゃっていましたが電流量は電池の持ちに結構影響するそうです。


デメリット2 雑音抑制

プログラムをSCANにすると雑音がかなり小さくなります。他のプログラムにもいえることかもしれません。
それはいいのですが、Freedomの時には聞こえていたエアコン等の空調音がN6にしてからかなり静かになり物足りなさを感じました。やっぱり何か音が入っていると安心感があります。
ただし、すべての雑音をカットしているわけではなく、雨が降る音はよく聞こえますので人間に必要な環境音を選別してくれているようです。


デメリット3 音量自動調整(N6一般)

大きい音を自動で聞きやすい音量にしてくれることはメリットにもなるし、デメリットにもなります。
音楽を聴くときは音量の自動調整が邪魔になります。
例えば音が大きくなったかと思うと急に小さくなるので、違和感を感じてしまうんですね。
このため、私はすべての雑音抑制機能をオフにしたプログラムを用意しています。
さらにこのプログラムだとFreedomの聞こえに近いので、SCANでは聞こえなかった雑音も聞こえるようになります。


ここまでSCANのメリットとデメリットを書きましたが、デメリットは従来のプログラムで補うことができるので問題はありません。
あとは電池の持ちが良ければ最高なのですが、こればかりは仕方ないですね。
でも今は23時から0時に電池が切れるようになったので、切れた時点で寝るようにすれば健康的だとプラス思考でいるようにします。

2015年9月6日日曜日

N6装用レポート

2015年7月N6購入(人工内耳装用歴4年目)


これまでFreedomを装用していた滝が、N6を2ヶ月装用した時点でのレポートです。
N6はNucleus® 6の略で、2014年3月に発売されたコクレア人工内耳サウンドプロセッサです。
2015年7月にN6用ワイヤレスアクセサリも発売されました。

Cochlear Nucleus(R) Freedom
Cochlear Nucleus® Freedom
(2007年発売)
Cochlear Nucleus6
Cochlear Nucleus® 6
(2014年発売)
Cochlear Wireless Accessories
Cochlear™ワイヤレスアクセサリ
(2015年発売)


 1.薄さ 正面から見ると目立たない

サウンドプロセッサが薄くなったことにより、メガネをしていてもフレームとサウンドプロセッサの干渉が少ないため、目立たなくなった。
Freedomだとメガネのフレームにサウンドプロセッサが追い出される感じで収まりが悪く格好も良くなかった。
サウンドプロセッサをメガネのフレームで挟むとすっきりするし、寝転んでも外れなくなった。
幅が1.4cmもあるFreedomにはできない芸当かもしれない。N5以降は0.9cmにスリム化されている。

今のサウンドプロセッサは正直、不格好に見える。特に短髪の方には以下の欠点がある。
・送信コイルが露出するため非常に目立つ
・送信コイルのケーブルが浮くことがあるため、見栄がよくない
・サウンドプロセッサが耳たぶより高い位置にあるため、横から見ると露出する

聞こえることが第一だけど、少しでも目立たなくしたいのが本音。
今後も小型化やサウンドプロセッサの体内埋込もしくは送信コイル(マグネット部分)のワイヤレス化を検討してほしい。
送信コイルのワイヤレス化は技術的、医学的に難しいかもしれない。
サウンドプロセッサをあえて見せることで自分が障害者であることをアピールすることもそれはそれでありだと思う。


 2.ワイヤレス ケーブルの煩わしさから解放
ワイヤレスに対応する前はオーディオ接続ケーブルやヘッドホン等をつけて視聴する必要があったが、
ワイヤレスに対応してから不要になった。
通勤(JR)の時はサウンドプロセッサとオーディオ接続ケーブルを毎回接続して動画や音楽を視聴していたが、
今はワンタッチで切り替えられる。
外出で視聴する人にとってはありがたい機能で、ワイヤレス機能がなければN6を買うこともなかったと思う。


 3.音質 SmartSound® iQ搭載により、プログラムの切替が不要
N6から追加されたSCAN機能は好みの分かれるところ。最初はかなり抵抗があったが今は慣れた。
静かな場所では声が大きく聞こえるが、うるさいところでは声が小さく聞こえ、音質も劣化する。
手動で切り替える場合は自分の意思でやっているのでまだ許せるが、これを自動でやられると辛い。
ただし、会話の継続を第一で考えると実はかなり優秀な出来だと思う。
FreedomとN6の音質に大きな違いはないが、どちらかというとN6は刺激が少なく音が柔らかい。
ただし、音質の感じ方は個人差がある。ちなみにSCAN機能は一番よく使うプログラムになった。


以上、ここまで簡単なレポートでした。

2015年2月9日月曜日

音の輪郭

人気アニメ「名探偵コナン」の録画が溜まっていたので、ポテトチップスとポンジュースを用意して見ていました。
この主題歌、曲がいまいちはっきりしなくていつもスキップしていたんですが、この日はスキップせず聴いてみたら音色がなめらかに聴こえてびっくりしました。
まるでストーリーを描いているみたいで、歌声もやたらクリアに聴こえました。
それまでBGMは何か鳴ってるな程度で歌声もくすんでいたのに突然この聴こえよう。
何が起こったのかさっぱり分からなくて可笑しくなってしまいます。
これだから人工内耳のブログは止められないのかも?

この対照的な聴こえは経験上多分、耳の調子によるところが大きいような気がします。
自分の声で調子を確認することもできますね。
声が伸びない時や、ふくらみが感じられない時は音楽を聴くのに適していないことが多いです。




クリックすると丸山晋一氏のウェブサイトに移動します。
空書 ©Shinichi Maruyama

この印象的な作品は丸山晋一氏の「空書」というのですが、水墨の擦れやはじけ具合が演奏にも似ていると思いました。
ボーカルも音符のとおりストレートに歌っているのではなく作品のように濃淡をつけてより魅力的な歌声に仕上げているのだと思います。
この作品は輪郭がはっきりしているので綺麗に見えますが、人工内耳で聴くとボカシが入ってしまい作品の良さが失われやすい傾向にあります。
見方を変えるとボカシが入りにくくなるほど輪郭がはっきりして音楽の聴き取りが容易になるということだと思います。
この日はボカシが入りにくい状態だったのか、この作品レベルとまでは言いませんが十分吟味でき人工内耳の可能性を改めて感じさせてくれました。

2015年1月26日月曜日

ボーカルの聴こえ

うーん、ボーカルの歌声を綺麗に聴き取るの難しいね。
前よりは綺麗に聴き取れるようになったつもりなんだけど、まだ単調に聴こえているのもちらほら。

人工内耳の聴こえを表現するのって難しいんだけど、ボーカルのロングトーンをイメージ化したらこんな感じだと思う。



単調に聴こえるとき



綺麗に聴こえるとき



単調に聴こえるときは一本調子で、ボーカルが上手そうに歌っているのはなんとなく分かるんだけど、かといって印象に残るわけでもなく、しばらくすると苦痛になって聴くのを止めてしまう。
一応、歌なんだけど歌になってないんだよね。
逆に綺麗に聴こえるときは毛筆で跳ねたように声に躍動感がでて、もっと聴きたいという気分にさせてくれる。
これが歌なんだろうね。

2015年1月19日月曜日

ゲームを楽しむ

日本では所有者の少ないソニーのPS4でこっそりゲームを楽しんでいます。
今、戦国ゲーム「信長の野望」をやっているのですが、自分が織田信長になり、つい先日天下統一を果たしました。
信長の野望をやったのはファミコン以来なんですが、これが結構面白かったですね。
敵の思考も強化されているし、映像も音楽も進化していました。
色の表現は8色から1677万色(フルカラー)になり、バックはオーケストラが流れています。
オーケストラとはいえ人工内耳でも違和感なく聞こえました。
その違和感がない聞こえが人工内耳には難しいのですが、今回、最初から最後まで楽しめたのはよかったと思います。
唯一、残念といえば天下統一後のエンディングで平原綾香さんの歌声が聞き取れなかったこと。
歌声はとても綺麗なんですが、今の聴こえでは言語化するのが難しいのかもしれません。
ただ、歌詞を見れば聴き取れると思います。

術前は人工内耳でゲームの音楽をどれくらい楽しめるのか興味がありました。
特に音の無いゲームは味気がないということを嫌というほど知っているので、せめてゲームの曲もそこそこ楽しめればという思いはありました。
結果としては曲に左右されるとはいえ、楽しめていると思います。

聴けない曲もあるわけで、格闘とかアクションゲームに多いです。
大音量かつヘビーメタル系の曲はどうも苦手です。
リズムは分かるんですが多くは音色が潰れてしまって曲になりません。
幸いアクションゲームはやらないので、ヘビーメタルを聴く必要はあまりなさそうです。
これはあくまで自分の場合であって、他の人は聴ける人もいると思います。

ヘビーメタル以外なら案外いけるっぽいです。
楽しいシーンや悲しいシーンに合わせて流れる曲が理解できます。
別のゲームですが、雄大な曲をバックに渋いナレーションが始まったときはジーンときました。

ドラクエシリーズの派生作品ドラクエヒーローズが2月にアクションゲームとして発売されるのですが、好きな作曲家の一人であるすぎやまこういち本人が作曲されるとのことで楽しみにしています。

2015年1月13日火曜日

エンドロールを見ていて

正月に録画していた劇場版アタルを見ていて、今の音楽の聞こえ方はやっぱり中途半端だと思いました。

ラストでサヴァン症候群のアタルが亡くなった人のそばに白ゆりを並べていくシーンなんかそれだけで印象的だったんだけど悲しげな音楽が流れてくると思わず涙腺が緩みました。
そこが音楽の魅力なんでしょうが、なんか卑怯と思いました。
悲しい曲は理解できるっぽい。
ただ、エンドロールに流れる曲がひどい音に聞こえてきて、それまでの感動がぶち壊しに・・・
私の聴こえではロック系?の曲が理解できなかっただけなんですけどね。
他の人が聴けば綺麗に聞こえてるんだろうけど自分にとっては雑音に等しいです。
ただ、あの感動的なシーンの後にどうしてロック系の音楽を持ってきたのかちょっと不可解でした。

騒がしいところ以外はほぼ違和感がない聴こえですが、音楽を聴くときだけ極端に違いが出ます。
ひょっとしたら人工内耳を使いこなせてないだけかもしれませんが、自然と楽しめる日はまだまだ遠そうです。

2015年1月7日水曜日

Music Unlimited + musiXmatch アプリ

最近知ったんですが、スマホって曲を再生すると歌詞を表示してくれる便利なアプリがあるんですね。
スマホにmusiXmatch アプリを入れると勝手に歌詞を検索してきてくれます。


Music Unlimited + musiXmatchアプリの画像
Music Unlimited + musiXmatch アプリ

今までは自分で歌詞を探してきていたのですが、その手間が省けるようになって便利です。
でもメジャーな曲しか入ってないのが残念ですね。

音楽聞き放題のMusic Unlimitedとの相性が抜群で、通勤のときよく使っています。
人工内耳装用者の私としては歌詞が聞き取れるようになるまでの補助として使用しているんですが、とても助かっています。